2019年は私にとって激動の年でした。
14年間勤めた居心地の良い会社を辞め(もちろん14年間の間にはやめたーい!と思ったことも、辛い時期も一部ありましたが)、家族と共にドイツの小さな田舎へ。
英語圏ならまだしも、ドイツ語・・・
長男産休中、次男産休中に1回ずつゲーテインスティテュートに通ったのみのドイツ語レベル・・・
海外生活は高校時代に AFS留学生としてタイのど田舎に1年、大学時代に休学し、ボランティア活動しノルウェーやインドネシア、タイにいた時以来。持ち前の楽天精神でなんとかなるだろう的にきてみたものの、考えが浅かったか、初めての主婦生活。
今まで、子どもとべったりいる経験もなく、保育園に任せっきりで過ごしてきたこともあり、子どもがといる時間がたっぷりあり過ぎて(特に幼稚園に通うようになるまでの2、3ヶ月間)楽しむことができず、感情的に怒ったりする自分を反省し、でも全然話を聞いてくれない(伝え方が悪いというのもあるでしょう)、家を走り回り、時に窓枠によじ登り、危険なことばかりする子ども達に怒り爆発の日々でした。(ストレスで白髪のおばあさんになるかと思ったよ・・・)
収入がなくなったのに、自分の時間がなかなか取れない、空回りしていることにイライラし、職業=肩書きがなくなり、「タダの主婦」となってしまったことに焦る日々。
「タダの主婦」という記載は決して主婦という職業をバカにしているわけではありません。
専業主婦で輝いている人は山のようにいて、時間ができたので始めてみたインスタグラムで、子どもとの生活を心から楽しんでいる人、センス溢れる家に暮らし、日々考えていることや記録していることがものすごく素敵な人、日々彩り豊かな美しい食卓を提供し、母、妻として貢献している人・・・そんな人たちを垣間見て、そんな素敵な「お母さんの鏡」「できる妻」のような主婦ではない自分=「タダの」というわけです。
心の余裕、子どもとの限りある時間を心から楽しむことができる、そんなお母さんに憧れるものの、マインドがフラフラして集中できない。
そんな中で学んだのは、瞑想。
瞑想って怪しいの??とか考えていた無知な私ですが、瞑想は決して怪しいものではありませんでした。(そんなの知ってるよ!という方、ごめんなさい。)瞑想の素晴らしさはまた別で詳しくまとめてみたいなと思いますが、名だたる企業や経営者も取り入れているもので、脳のトレーニングとでも言えば良いのでしょうか。科学的にも裏付けがあります。
「自分の感情、特にネガティブな感情をコントロールすることができるようになるトレーニング」であることがわかりました。そして「今」に集中することへのトレーニング。
これはまだまだ課題ですが、「今」に集中することで未来ができていく。
かれこれ10年ほどヨガをやってきたにも関わらず、ヨガは究極的には瞑想であり、心と体がつながるトレーニングであることについて全く知りませんでした。
たくさんの方々から聞く言葉「子どもはあっという間に成長しちゃうよ」「こんな可愛い時は一瞬だよ」わかってはいても、自分のアイディンティティーロスに焦って、子どもといる時間を心から楽しめない、そんな自分へのトレーニングのきっかけになったように思います。
まだまだ課題だらけの母ですが、与えられたチャンスを最大限に利用し
- 子どもとの時間を心から楽しむことができる母になること
- 自分がやりたいことに素直に耳を傾け、実行しつつ
- 家族と過ごす時間のバランス、中身の充実に心を砕くこと
以上を目指し、日々を過ごしていきたいなと考えることができるようになった2019年だったように思います。
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