出産スタイル、出産場所、病院を選ぶ①

徒然なるままに

前回の続きです。

鮮血が止まらず、タクシーで出産した病院に向かいました。

ただ、私が選んだ出産病院は個人病院。総合病院ではありません。
しかも、出血したのは夜間。当然普段いるお医者さんもいるはずがなく。

私を見てくれたのは普段みることがない当直医と呼ばれる、つまりお医者様ではありますが、
その病院に所属しているわけではないお医者様でした。

そのお医者様が診察し、出血していることが判明し、そのまま手術室(出産場所と同じです。1ルームしかありません)へ。

麻酔を打たれ、お医者さんは縫い始めました。

・・・が、麻酔は全く効いていませんでした。

いたいーーーーーーーーー!!!!!あーーーーーーーーーーーー!に全て濁点がつくような
私の断末魔のような叫びは夜間の近所まで響き渡ったに違いありません。

出産でも叫んでいないのに。

入院していた人たちも恐ろしい叫び声が聞こえて、何事かと思ったに違いありません。

看護師(助産師)さんたちに両手を押さえつけられ、看護師さんたちは

「血圧170です!」とか叫んでいます。

そのまま何針か縫われ、麻酔が効かないなら、別の病院に運んで!!!と何度思った事か。

止血しきれなかったのでしょうか。

綿をぎゅうぎゅう詰められ、半泣き状態で一晩その個人病院で過ごしたのでした。

早朝、院長先生が来て、そのまままた手術室へ。

もう昨夜のような痛い思いはしたくないと訴え、全身麻酔をかけられました。

麻酔が効く一瞬前に詰めてある脱脂綿を取り出し、中からドロンとしたものが一気に出て、
誰かがうわ!という声が聞こえた瞬間、私は麻酔にかかりました。

起こされた時、よく頑張りましたね。

2リットル以上出血していたのよ。なんて言われ、なるべくリスクのある輸血はしたくないから
様子を見ましょうと言われました。

つまり前日の麻酔が全く効かないまま針と糸を通され、痛い思いをした私の経験は何だったんだ・・・

と今でも思います。

病室に戻った私、麻酔が効いているので、朦朧として何度も眠りに落ちますが、
悪露がビシャーと出るのを感じます。

何度か助産師さんに説明し、出血が止まっていないのか、悪露なのか判断してもらったところ、
悪露ではあったのですが、とにかく悪露が出るのを感じるんです。
(出産後は感じていなかった)

結局、出血量が多すぎて、血小板が少なくなり、悪露が止まらないのであろうということになり、
輸血をすることとなりました。

その後入院すること約1週間。

そろそろ退院したいなぁと思うものの
なかなかヘモグロビン値が8前後から上がりません。

何でかなーと思いながら、過ごしていました。

そしてトイレへ行くと、また鮮血がぽたぽた落ちてくる!

前の悪夢が蘇り、ものすごい恐怖に襲われ、トイレでナースコールを押しました。

そしてまた手術室へ。

今度は部分麻酔でまた縫合が始まりました。
以前の当直医の先生よりは同じ部分麻酔でも全然大丈夫でしたが、それは何ででしょうか。
謎です

そして伝えられたのは、

縫合しすぎて、組織がぐちゃぐちゃになってしまっていて、もう縫うことができません。
カテーテルで止血するしかないので、ここではカテーテルはできないから総合病院に送ります。

!!!!!

また脱脂綿をギュウギュウと詰められ、私は救急車で国立医療センターに運ばれたのでした。

続く



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