ドイツはエコな国なのか

ドイツあれこれ

ドイツはエコな国と言われていますが、本当にエコなのでしょうか。日本とドイツの違いについてまとめてみました。

プラスチックボトルは回収すると1ボトル約25セントが戻ってくる

「そのプラスチックボトル捨てないでね。お金になるから。」

「はて、何のことやら・・・」と思ったところ、どうやらプラスチックボトルを戻すとお金がキャッシュバックされるようなのです。ボトルの大きさやブランドによっても異なるようですが、1ボトルにつき25セント=約30円。12ボトル返せば4ユーロ=約480円ほど(2019年6月現在)が戻ってくるということ。チリも積もれば・・・で確かに回収して戻そうという気になりますよね。

一方で、あるジュースのペットボトルは回収はできないようでして、その場合は資源ゴミを入れる黄色のゴミ袋(gelber sack)に捨てることとなります。(このgelber sackについてはまた後ほど)

スーパーにはエコバッグを必ず持っていく

スーパーに行くと必ず皆が持っているもの、それはエコバッグ。エコバッグというか、つまり自分のバッグやカゴを持っていれば何でも良いのですが、持っていない人をほとんど見かけないと言って良いぐらい持参率は高いです。逆に忘れたのが恥ずかしいと思ってしまうほど。

日本にいる時、いつも夫が「スーパーのレジ袋、2円(2ポイント)還元ぐらいじゃ意味がない!」とぼやいていました。つまり、2円程度では何が何でもエコバッグを持ち歩こうという気にならないということなのです。

確かに、2円取られるというよりは2ポイント(2円分)もらえなかっただけなら、「ま、いっか。」となりがちです。もちろん別のスーパーではレジ袋に5円払わなくてはならないシステムを導入しているところもあるので、一概には言えないのですが。

東京では多くの人が仕事が終わった帰りに駅近またはコンビニでサクッと買い物。多くの人はレジ袋に入れて帰ります。確かにこの行為を、みんながやめたらどれだけプラスチックの消費が減ることでしょうか・・・。

野菜や果物の多くは未包装で販売されている

スーパーの野菜はニンジンやトマトなどプラスチック包装されているものもありますが、ナスやズッキーニやレタスなどはそのままの状態でカゴに盛られています。家族によって必要な量は異なるので、計り売りといった感じでしょうか。もちろんサクランボなどのバラバラしたものは計りにかける所にボリ袋が置かれていて、それに入れます。

だいたいほとんどの果物、野菜が量が決まって包装されて販売されている日本よりはゴミが減っているのではないでしょうか。

それでも、たくさんのものはもちろんプラスチック容器に入っているため、ゴミは大量です。

生ゴミは単体で回収する

ドイツでは生ゴミは肥料としてリサイクルするため、生ゴミのみで回収されます。生ゴミ専用のゴミ箱があり、そこには生ゴミだけを入れるのです。生ゴミを入れる袋はプラスチックの袋に入れる人もいるようですが(それは後ほど機械で分別されるのか謎です)、正しくは紙袋、もしくは土に還る素材で作られたプラスチックのような素材のバッグが売っているのでそちらを利用します。日本でも意識が高い人は生ゴミをコンポストに入れて肥料として使っていると思いますが、自分自身はやったことがないということ、またゴミ回収システムとしてはそういったものはなかったので、とても新鮮です。

洋服屋、靴屋といったお店でも紙袋代が取られる

住むまで、そして住んでからもしばらく知らなかったのが、洋服や靴を買うときでも紙袋に入れてもらえば、紙袋代がかかるということです。

日本ではスーパーではポイント制だったりすることが一般ですが、洋服や靴を購入する場合も自分のエコバッグに入れるということはあまり考えたことがありませんでした。(なんか見た目も盗んだみたいだし・・・)というわけで、スーパー以外のお買い物の時にもエコバッグを持参するようになりました。

まとめ

以上、ドイツがエコを意識している点についてまとめてみました。本当に僅かなことで、それ以上に消費が大きすぎるのは同じなのですが、塵も積もれば・・・的な観点からできることはやるといった点では学ぶことはありそうです。

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