前回の続きです。
個人病院から国立医療センターに救急車で運ばれた私。
カテーテルしか方法がないということで、運ばれたものの、医療センターの先生方はカテーテルはリスクが高いので、なるべくそれは避けたいということで、まずどこから出血しているのか見定めたいということでCTでスキャンし、レントゲンを撮りました。
↑↑↑ここが重要です。
個人病院ではこの施設はないのです。
最初から救急車を呼んでいれば、総合病院に運ばれ、あんな痛い思いをした上に、出血が止まっていなかったなんて結果にはなっていなかったかもしれません。
そして膣に脱脂綿を詰められ、痛い思いをしつつ待つこと1時間以上。
3人の執刀医のもと、縫合が始まりました。
今度は脊椎麻酔。どうやら全身麻酔の方が意識が完全になくなる分、リスクが高いようです。(全然知らなかったけれど)
もう既に痛いので、怖い怖いと言われている脊椎麻酔も想像していたほど痛くはありませんでした。
麻酔を脊椎に打つこと3本。
手術が始まり、どうやら止血ができたようです。
手術が終わった後、私が考えていたのは、下半身付随の人はこういう感覚なのか・・・
これなら確かに全く立てないな。。。と。
病室に戻り、麻酔が切れてきて痛くてたまりません。
同時に輸血もしているので、血液って重たくて入ってくるたびに痛い。
なかなか眠れない夜を過ごし、朝方は耐えられず、筋肉注射の痛み止めを打ってもらいました。
退院後の入院、且つ別の病院だったので、産んだばかりの子どもとは離れ離れ。
また入院すること約1週間。結局出産後退院して、から再入院2週間。やっと退院することができました。
出産後もとに戻っていなかった体重はここで一気に戻りました。
今回の縫合のため会陰をガッツリ切られた私は、その後半年以上、痛みが消えず。
6ヶ月後のMRI検査時に先生にまだ痛いんです。と訴えたら
んーーーーガッツリ切ったからね、仕方がないよ。
下手したら死んでいたかもだから。。。
と言われました。
麻酔が効かずに縫われ、恐怖を味わった挙句、その1週間後にまた縫われ、縫合不可と言われ、総合病院に運ばれて命が助かった私。
輸血も2回。
最初から総合病院にいたら、そんな思いはしなくてよかったのかもしれないと思うのです。
助産師さんなら助産師さんなりの無理しないでゆっくりお産を進めるから会陰切開率も少ないと聞きます。
どちらにもメリットはあると思うので、これが良い、これが悪いと言っているわけではありません。
総合病院を選択したからといって私のような事態に絶対にならないわけでもありません。
ですが、出産は命がけである。あらゆることが起こりうる。
そこだけは忘れずに、それぞれのメリット・デメリットを充分に考慮した上で、
慎重に出産方法、出産場所を選択してほしい。
それだけが私の願いです。